人は感情で動く生き物なんだよね「なんかヘンだよね…」堀江貴文さんとひろゆきさん

本著は、元ライブドア社長の堀江貴文さんと、2chを作ったひろゆきさんの対談本です。2人は日本人のおかしなところや、日本のシステムのへんだなと思うところにいろいろと突っ込んでいるんですけど、そのほとんどがまったくの正論なんですよね。

でも現実の日本の社会はおかしな仕組みになっちゃっているんですよね。島国で生まれて島国で育った日本人は、ある意味で世界とはかけ離れた文化やスタンダードを持っているのが現実なんですよね。

堀江さんとひろゆきさんは、日本人の変なところを徹底的に指摘して、改善点まで提案しているんですけど、これがまた多くの日本人には全く響かないんですよね。全くの謎です。ベストセラーのタイトルじゃないですけど、日本人て本当に「予想どおりに不合理」に動く生き物なんですよね。ぼくも含めて。

だから本当に日本を改造したかったら、正論を吐いたり理屈で説得したりすることは全く無意味で、週末に小池知事が自民党をやっつけたように、いかに庶民受けするメッセージを発することができるかが大事になってくるんですよね。いかにマスコミ受けする政策を立案できるかがポイントなんです。そしてうまく庶民の人たちと「共通の敵」を作り上げて、共に戦うんだー!という姿をいかに演出できるかにかかっているんですよね

本書に書かれている税金の徴収方法であったり、教育のやり方であったりを、一つだけでも実行できれば社会は少しずつでも、よくなっていく気がするんですけど。実際はどうなんでしょうね。結局は、いろいろと変えたい人は行動するだろうし、古臭い価値観をもち続ける人はそのままだろうし。どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、共存していくものなんでしょうけどね。

でもやっぱり、感情だけが支配する社会はちょっと間違ってるとぼくは思ってて。統計データであったり、理屈であったりを、もっと重視すべきだと思うんですね。統計や理屈で導かれた正しさを、うまく人間の感情を理解した上で伝えることができれば、きっともっと住み良い世界がつくり出せると思うんですけどね。ちょっとふわっとしたまとめになっちゃいましたけど、なんとなくニュアンスは伝わりましたでしょうか。