Road to ラグビーワールドカップ2019日本大会に向けての強化スケジュールは大丈夫?

ぼくは常々ラグビー日本代表が強くなってほしいなぁと考えながら生きていて、エディジョーンズさんが率いて、歴史的な勝利をあげた2015年ワールドカップの活躍には、とても感激していたんですよね。そして、 翌2016年のウェールズとスコットランドとのテストマッチでは、僅差の非常に良いゲームをしていて、日本代表はずいぶん強くなったもんだなぁと感心していました。

さらに2016年からは、日本のサンウルブズが南半球のSUPER RUGBYに参戦し始めました。スーパーラグビーに参戦することで、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンといった世界ランキング上位国と戦えることは、日本代表の強化の面で、とても価値のあることだと思っていました。しかし何事にも良い面と悪い面があるものですね。

まずは、スーパーラグビーに参戦して、よかった点から振り返りたいと思います。これは単純に、スーパーラグビーのチームと戦う経験を日本の多くの選手がもてたことではないでしょうか。サンウルブズができる前にスーパーラグビーに挑戦した日本人選手は、なかなか出場機会に恵まれていませんでした。レベルズの松島幸太朗選手、ブランビーズの立川理道選手、ハイランダーズの田中史明選手など、2015年のワールドカップで特別な輝きを放っていた選手たちでさえも、海外のクラブではレギュラーに定着することはできませんでした。

W杯後にオーストラリアのレッズに移籍した五郎丸選手でさえ、なかなか試合出場の機会には恵まれませんでした。シーズン途中で、フランスリーグへの移籍が発表されましたし。

そんな日本人の憧れの舞台であったスーパーラグビーに、日本単独チームとして出場できたのは、やはり日本代表の強化の面から見てもすごく意味あることだと思うんですよね。ただし2017年のベストマッチシリーズを振り返ってみると、サンウルブズの功罪も見えてきました。サンウルブズに参加することで、マイナスの面でてきたのです。

スーパーラグビーに参戦することで、非常にプレッシャーのきついゲームをたくさん経験することができます。これは、とっても素晴らしいことです。では何が問題になってきたのでしょうか。それは、日本国内のトップリーグが終わった後、ほんのわずかの準備期間を経てすぐにスーパーラグビーのシーズンが始まってしまいます。しかもトップリーグやスーパーラグビーの期間中にテストマッチも入ってきます。日本代表クラスの選手は、高強度のゲームをたくさん経験できるので、いいんではないかと思われるかもしれませんが、実はそこに問題が潜んでいたのです。

1年中ゲームをしている選手は、じっくりとトレーニングをして体作りをする時間がほとんど取れなくなってしまったのです。実際に2015年ワールドカップのときの体つきと、2017年アイルランド戦のときの体つきを見比べると、明らかに体がしぼんでしまっています。実際に平均で3キロ程度体重が減っているというデータもあるようです。

2019年ワールドカップ開催まであと2年。日本協会とジェミージョセフ監督が、選手の強化をどうスケジューリングしていくのか、その手腕が問われますね。